DQ 小さなメダルとスライムのミニマフラー

夏場にスライムをあしらったショートストールを作成しましたが、応用で冬用のミニマフラーを試作しました。2022年冬頃に作成しました。

 

愛用していたCLUTCHのミニマフラーを参考にしてアレンジしています。前回同様生地に模様を入れつつ、マフラーの端に小さなメダルとスライムのモチーフを入れています。編み物は苦手なのであまり無理はせず、基本的な細編み・輪編み・方眼編みで何とか乗り切りました。

 

ミニマフラー全景

参考にしたミニマフラーより少し派手目にアレンジ

ベルベット生地への模様入れと透かし編みにドラクエモチーフが入れられるかを試している

 

 

 

 

夏版のショートストール

 

夏に作ったショートストールです。

 

mctr.hatenadiary.jp

 

 

CLUTCHのミニマフラー

 

長年CLUTCHのミニマフラーを愛用していました。

ベルベット製らしきしっとりとしたリッチな生地やしゃらっとなめらかに揺れるフリンジが美しく大変気に入っています。本体生地が短めなので軽く1回巻く・一回結ぶ・アスコット巻きの3通りで使用していました。基本的にジャケットに合わせる事が多かったですがライダースジャケットなどでも合わせやすく、ちょっと着けるだけできれいな感じが足せる所も気に入っていました。

 

色落ちなどの痛みが出てきてしまったので長らく使用をお休みしていますが、夏場にストールを作りながらいい加減CLUTCHのミニマフラーも何とかしようと思っていました。なおブランド自体はだいぶ前に無くなったそうで(ブランドが残っていても毎年同じ物が買えるわけでもないですが)自力で再現するしかない状態です。

 

CLUTCHのミニマフラー全景

以前ラフォーレ原宿店で購入したもの

全体的な色落ち・編み部分のほつれ・フリンジ端部のほつれなどの劣化あり

 

 

くるくると丸めて小箱にて保存

この小箱は2つ折り財布が入っていた箱だったはず

購入時に箱がなかったので家にあった適当な小箱に収納している

 

 

生地はベルベットだと思っています。縦にも横にも伸びない生地です。毛足はかなり長くみっちりと表面を覆っており織目は見えません。生地はとても柔らかいです。マフラーを結んだ時に生地同士が引っ掛かることなく滑らかに結べます。

 

オカダヤの過去のブログに『7500 ベルベット ソフトタイプ』なる生地が書かれていますが、こういった柔らかさを謳ったベルベットなのかなと思っています。ただベルベットは水洗いができないとされていますが、長年ガンガン洗濯機で洗ってて問題なかったんですよねさすがにネットには入れてましたけど詳細不明の生地です。

 

 

両端の編み部分は化繊のレース糸で光沢があります。太さは#30~20程だと思います。少し緩めの方眼編みでフリンジが付いている段以外は別糸を足して細編み・ピコット編みが追加されています。

 

編み部アップ

光を受けてレース糸が光っている

写真には写っていないがほつれ部分は化繊特有の細かなほつれ方をしている

方眼編みは縦方向が長く鎖編み 横の段は長編みで別糸を足して上から細編みでカバーしている

 

 

フリンジ部分はリリアン糸だと思います。完全に固定はされておらず軽く結んであるだけです。結び目をほどいて簡単に外す事ができますが、使用や洗濯などで結び目がほどける事はありませんでした。

 

フリンジをいくつかほどいた写真

フリンジを結んでいる一番下の段は別糸を足しておらず鎖編みのまま

リリアン糸は完全に固定はされておらず容易にほどける

 

 

サイズは本体部分が横幅12cm・長さ34cmです。編み部分は長さ11cmです。フリンジ部分は15cmです。長年使っていましたが首元に軽く巻くにはこのサイズ感が鉄板だと思います。

 

 

編み部分

 

CLUTCHのミニマフラーの本体部分は無地のベルベットですが、夏場に作ったショートストールのように模様を入れてみる事にしました。フリンジはCLUTCH同様こげ茶色にするつもりなので、模様入れや編み部分はココア色~ゴールドくらいの色合いにしようとしていました。ゴールドと言っても金糸を使うと糸自体がゴワゴワしているので首元に使うのは厳しいです。ベルベット生地とこげ茶色に合いそうな範囲のゴールド調の材料を探していく事にしました。

 

 

材質

 

最初は入手しやすく色数も多いコットン製のレース糸で様子を見ていました。コットンレース糸も艶やかではありますが編んでみると微妙な毛羽立ちが気になりますコットンレース糸のアンサンブルを持っていた時期がありましたが使っていくと細かな毛羽立ちはどうしても増えていくんですよねCLUTCHのショートマフラーは使っていても毛羽立ちは無くいつまでも艶やかなままです。うーん

 

資材購入の際に持って行ったコットンレース糸のサンプル(一部の糸の赤味が強い)

トーカイのウィスタープレミアムのNo.402(薄いココア)か

No.204(少しピンクがかったベージュ)かで悩んでいた

 

 

トーカイのウィスタープレミアムレース糸シリーズはオリムパスのエミーグランデと物自体は同じだと思う

製造元はどちらもオリムパスとなっている

ウィスタープレミアムレース糸シリーズではトーカイ限定の色が出ている

(ウィスター○○シリーズはオリムパスやハマナカ等別メーカーとの限定コラボ品を出すブランド)

 

 

購入したコットンレース糸各種をかぎ針の号数を変えながらひたすら諸々試し編み

途中で思い悩んでしまったため今回は思い切って使用を中止

 

 

コットンレース糸で作り続ける事に疑問が出てしまったので化繊のレース糸を探す事にしdemetというメーカーの糸を通販しました。コットンレース糸にはない光沢があり大変きれいな糸です。コットンレース糸より少し硬い気もします。コットンレース糸はしっとりと編み目同士が落ち着いてくれるけどこっちはそれがない感じでしょうか。光沢と耐久性を優先したいので化繊のレース糸で作っていく事にしました。

 

通販で購入したdemetのポリエステル太糸 太さは#30程

光沢が強くしっかりとしたきれいな糸

561番はシャンパンゴールドのような色合い

 

 

編み部分の縫い付け等には化繊のシルク形状糸を使用しました。フジックスのファインミシン糸を使用しました。

 

demetのポリエステル太糸561とフジックス・ファインミシン糸・84

ファインミシン糸のほうが赤味が強いが糸が細いので合わせて使ってもあまり問題なし

 

 

小さなメダルの部分には樹脂パールを使用しました。

貴和製作所で販売しているピンクベージュ2mmです。

 

資材購入の際に持って行ったパールのサンプル

貴和の樹脂パール・ピンクベージュとシルキーパール・パウダーブラウンは色味が近いが

パウダーブラウンは自然光下で見ると白っぽく見える

 

 

最近はホームセンター内に貴和製作所コーナーが設けられてきており

ホームセンターでも貴和の樹脂パールが購入できるようになってきた

ただ色数やサイズは限られており2mmサイズはほぼ売っていない

左がホームセンターや貴和の通販で販売している形状でタグがついている

(シルキーパール・ベージュ・3mm・約38cm・¥143(税込))

(シルキーパールラピスラズリも通販だと同様の状態&価格)

右は浅草橋の貴和で販売している形状でタグがなくだいぶ長い

(シルキーパールラピスラズリ・3mm・約80cm¥150(税別))

 

 

みんな大好きクリスタル館のレシート

浅草橋で直接購入するほうがだいぶお得?

実店舗だとロット違いで色味が違うものがあると店員さんが教えてくれるので

目で見て選ぶ事ができるのも強み

 

 

パールのバリの具合は製品によって様々

貴和の樹脂パールはワイヤーに通した状態で販売されていて塗料が残っているタイプ

パールのバリ取り方法は色々公開されているが

バリをニッパーでカットした後に平ヤットコなどではさみ

残ったバリを平たくしてからホールに目打ちを通したほうがきれいに仕上がった

 

 

パールのバリ取りで目打ちを通した後気になる場合は軽くやすりをかけた

手持ちのダイヤモンドがギリ入ったのでそれを使ったが

ほつれ補修針も終端がダイヤモンドやすりのようになっているので針やすりのように使える

 

 

スワロフスキーパールの2mmと貴和の樹脂パール2mmは微妙に大きさが異なり、貴和の樹脂パールがわずかに大きいです。サイズがちょうど良かった貴和の樹脂パール2mmを使う事にしました。

 

左から

スワロフスキーパール・プラチナ・3mm

貴和・樹脂パール・ピンクベージュ・2mm

スワロフスキーパール・プラチナ・2mm

 

 

リングニットパーツ

 

CLUTCHのショートマフラーの編み部分はほぼ方眼編みで構成されていますが、試作品ではドラクエらしいモチーフが入れられないか試してみました。とりあえず作風に合いそうな小さなメダルを入れる事にしました。

 

メダルの外周部はハマナカのリングニットを使用しました。ニットリングの編み方はたくさん公開されていますが、フェリシモさんの特集記事を参考にさせていただきました。

 

www.felissimo.co.jp

服を楽しく自分らしく編みアレンジ〈ワンピース〉 ブローチ風モチーフ編

ニットリングの編み方とつなぎ方が紹介されています

 

 

使用したニットリングはハマナカの21mm

demetポリエステル太糸(#30相当)をレース針4号で編み込み

 

 

リングニット4つ分だとマフラー幅のサイズに足りないし5つ分だと大きすぎるので、少し小さなリングを用意する事にしました。

 

適当な円柱にテグス3号をかた結びをしながら4周程巻き付け細い糸でテグス止めしたものです。樹脂製なので弾力があり力を掛けても円の形を保持します。使用感は既成のニットリングとほぼ同様です。

 

適当な円柱(ここではシャチハタ印)にテグス3号をかた結びをしながら4周程巻き付け

一旦外して余ったテグスを輪に巻き付ける

 

 

テグスの輪に適当な糸を結ぶ

再び円柱にはめて緩みがないようにしっかりと締める

 

 

テグスの輪を円柱から外し糸を輪に巻き付ける

テグスの端部分は念入りに

糸にほつれ止め液を染み込ませて固めてもよし

レース糸を編み込んでしまえば既成のニットリングに編み込んだものと遜色ない

 

 

ただ家にあった手芸用のナイロンテグスを使ったのでアイロンがけは難しいかもしれません。ナイロン系の糸の融点は225~267℃でアイロンの低温度は80~120℃だそうです。数字だけ見ると行けそうな気もしてきますが…不安なのでアイロンはかけないようにするつもりです。

 

 

小さなメダルパーツ

 

小さなメダルの星部分は公開されている星型モチーフを参考にさせていただきました。星型モチーフは色々と公開されていますが、meetang &co. 様のモチーフを参考にさせていただきました。

 

www.youtube.com

かぎ針編み】星の編み方 by meetang - YouTube

輪編み1周でできるシンプルで簡単な小さめの星モチーフ

ものすごくわかりやすいです

 

 

星モチーフ

途中で糸の種類が変わったため編み方を考え直さなくてはならない状態に

どうしてもmeetang &co. 様のシンプルな編み方で行きたかったので

demetポリエステル太糸を2本取りしてレース針2号で編んでサイズを合わせた

 

 

ニットリングに星型モチーフと樹脂パールを縫い付けて仕上げます。

 

実際の作業順と説明順が違うのですでに方眼パーツも付いてる状態

星モチーフの角はニットリングに縫い付けるので素の状態よりエッジは出しやすい

星モチーフの糸始末が甘かったので途中から緩んできてしまったが

ファインミシン糸で緩みを締め直しつつ角のエッジも出すよう修正した

demetの糸がKAWAGUCHIのほつれ止め筆ペンαを染み込ませても色が変わらないので

エッジ部分にほつれ止め液を染み込ませて形を整える事もできた

エッジを整える時は平ヤットコ等でぎゅっと締めて形を整えると角がきれいに出る

パーツの縫い付けは小回りの利く普通針短針もいいが細いビーズ針も使いやすかった

針が細いと狙った編み目にすっと針が入り針の通りもスムーズなため編み目に余計な力がかかりにくい

 

 

スライムパーツ

 

平面のスライムモチーフが見つからなかったので輪編みを応用して作りました。

koshirauさんの長編みでの輪編みの編み方を参考にさせていただきました。

 

koshirau.com

かぎ針編み】輪の作り目の編み方(細編み&長編み)

 

koshirau.com

 【かぎ針】長編みの編み方とコツ(中長編み・長々編みも!) 

輪編みなどが詳しく紹介されています。

 

 

通常の輪編みは1周を同じ高さで編んでいきますが、中長編み・長編み・長々編みを使い分けて真円ではなくスライムのような雫型にしていきます。2周目に鎖編みを3~4目編みスライムのツノを形づくりました。

 

長編みでの輪編みを応用した平面のスライムモチーフ編み(この図で伝わるかどうか…)

1周7目として以下のように高低差をつけて編むとツノなしスライムの形になる

 1つ目・2目高・鎖編み2目

 2つ目・3目高・長編み

 3つ目・4目高・長々編み

 4つ目・3目高・長編み(真下部分)

 5つ目・4目高・長々編み

 6つ目・3目高・長編み

 7つ目・2目高・中長編み

2周目で鎖編みを3~4つ編んでツノ部分にする

ツノ部分は場合によってピコット編み・もしくは2つ折りにしてとじ針で整える

 

 

平面のスライムモチーフ編み

アクリル並太を7号針で編んだもの

上は1周目高低差つけての7目+2周目ピコット用の鎖編み

ツノ込みで3cm強程

下は1周目細編み7目+2周目高低差つけての14目+3周目ピコット用の鎖編み

ツノ込みで5cm程

編み方を少し変える事でサイズを調整できる

 

 

平面のスライムモチーフ編み

ハマナカの『あみぐるみが編みたくなる糸』を4号針で編んだもの

1周目細編み7目+2周目高低差つけての14目+3周目ピコット用の鎖編み

ツノ込みで4cm程

編み目が目立たずモコモコしていてかわいい

 

 

平面のスライムモチーフ編み

demetポリエステル太糸をレース針4号で編んだもの

多分1周目中長編み7目+2周目が高低差つけての7目+3周目ピコット用の鎖編み

輪編みの2周目以降は1周目の2倍の目数になるようだけど

2倍にしなくても形ができてしまう時もあり

 

 

小さなメダル同様ニットリングの中に縫い付けて終了…のはずでしたが、周囲と同様のゴールドカラーだと何だかわからない感じに…スライムパーツだけ色を変える事にしました。色はスライムらしい青系か(あまり青々しいと周りから浮くので落ち着いた色味で)モノトーンで色合わせしやすいグレー系かです。

 

ごく小さなパーツなので新たにレース糸の通販はせずに最寄りの手芸店で使えそうなものを探しました。

 

 

かがり紐(細)

 

最寄りのユザワヤで購入。1mm幅のレーヨン製、リリアンのような見た目の紐です。リリアンより少し張りがありますが柔らかいのでかぎ針で編む事が可能です。紐の端は細かくほつれ火で溶かそうとすると燃えます。ほつれ止め液などで処理したほうがいいと思います。

 

カットしてもらって買うタイプ

ほつれやすいので端にテープを貼ってくれる

 

 

紐の端はほつれやすい&かなり細かくばらける

洗っても色落ちなし

 

 

1周目高低差つけての7目+2周目ピコット用の鎖編み

やや張りのある紐なので本体部分はがっしりと編めたがややふんにゃりする

ツノの鎖編み部分はややふんにゃりと曲がる

レース針4号と6号で編んでみたがどちらもツノ込みで2cm程

目的のサイズより大きめになってしまったので見送り

 

 

飾り紐

トーカイで購入。0.7mm幅のポリエステル製、リリアンのような見た目の紐です。かなり硬いですがかぎ針で編む事が可能です。硬いのでモチーフの形が安定します。紐の端はほつれにくいです。念の為ほつれ止め液で処理しました。

 

トーカイの飾り紐は多分カナガワのリリィコード極細と同じ(色番は19番?)

リリィコードの説明では色落ちしないと書かれている

 

 

上のモチーフは1周目高低差つけての7目+2周目ピコット用の鎖編み

レース針4号か6号かは忘れたけどツノ込みで1.5cmほど

かなりしっかりした糸なので本体部分は緩まずがっしり編めてツノの鎖編み部分もピンとしている

全体的に緩み・歪みがなくニットリング内に上下2か所縫い留めるだけで済んだ

 

 

方眼編みパーツ

 

方眼編みはフェリシモさんの特集記事を参考にさせていただきました。

www.felissimo.co.jp

 

方眼編みで作る、ストールの編み方~編み物~

方眼編みが詳しく紹介されています。

 

 

おかげさまで方眼編み自体は悩む事なくできました。ただマフラー幅やモチーフ幅に合わせる所で微妙にサイズがあわなかったりなどで色々グダグダに…モチーフ編みと上手くつながるかどうかはやってみないと分からない状態だったのですが、鎖編み1本だと貧弱でよれてしまう部分も出てきました。CLUTCHのミニマフラーは横方向に糸を継ぎ足しているのですが、恐らく横方向の段を補強してよれを防いでいたんですね。

 

うーんと思う所はあるんですが、試作という事で作り直しはせずにとりあえず完成させました。方眼のよれ防止に後からテグス3号を編み目に入れ込みました。張りが出たので形が出やすくなりました。光沢のある化繊のレース糸を使用しているのでテグスの光沢が目立たずにすみました。

 

マフラー・モチーフ・方眼パーツは平行して作っていた事もあり

合わせてみたら微妙にサイズが合わないという

方眼横とモチーフ下の横段にテグス3号を入れ込んで張りを出しつつ

メラミンスポンジにまち針で編み部分を固定してクセ付け

編みに失敗して目が大きく緩んでしまった部分もファインミシン糸で締めて調整

 

 

生地について

 

本体部分のベルベット生地は在庫していたものを使用しました。以前日暮里で購入したものですが詳しく覚えていません。毛足はやや長くみっちりと表面を覆っており織目はほぼ見えません。横方向に少し伸びます。

 

赤味がかったワインレッドがきれいな生地

トマトさんの近くのお店で見かけて生地のきれいさに感激して買った事だけは覚えている

値段も不明

 

 

残り生地がギリギリな部分があったので出来上がり線にミシンをかけて最低限のほつれ止めとしつつ

ジグザグ縫いも入れてからカット

カットするとすごい量の細かい毛が出るので掃除機必須

カットした部分にほつれ止め液を染み込ませてつつ後からブランケットステッチをかけて

端の処理を追加しつつまたほつれ止め液追加

生地が特殊なので端の処理は念入りに

使用糸は近似色のシャッペスパンミシン糸(フジックス・シャッペスパン・214番)

 

 

CLUTCHのミニマフラーの生地に近いと思って作業を進めていましたが途中でベース生地に硬さがあるためフィットしにくい事に気付きました。長さ84cmだとアスコット巻きはギリギリというか厳しいです。ベルベット起毛同士がグリップして結び目が作りにくいです。せめて長さがあればゆるく結べたのですがカットしてから気付くという結び目なしでぐるっと1周巻くに留めたほうがいいようです。まぁそれでもいいんですけどね

 

合間に他に使えそうな生地を探していたので少し追記します。

 

 

ハイミロン

 

10cm200円程。ベースの生地は薄くて硬いです。シルバニアファミリーのフロッキー加工と同じように加工されているようです。ベースの生地が硬いためしわが着いたらそのままです。オカダヤの過去のブログでは衣料用ではなく資材用だと紹介されています。(店頭で確認したのみなので写真はないです)

 

 

別珍

 

10cm200円程。コットン製です。起毛は少なめですがクラシック感があり落ち着いた雰囲気がいい気もします。やや硬めでしわが目立ちます(スチームをかければしわは落とせます)  マフラーとしてはしわが出にくいように結び目なしでぐるっと1周巻くのみでしょうか。生地の厚みはあまりないので内側に何か足して厚みを出すといい気がします。天然素材なので色落ちが気になる所です。この生地なら編み部分やフリンジ部分はコットンレース糸が合うように思います。

 

別珍のグリーン

落ち着いたいい感じではあるけど薄いし硬いしマフラー素材としては微妙な感じ?

似たような生地だと細い畝の柔らかなコーデュロイ生地も選択肢に入りそう

 

 

レーヨンベルベット

 

10cm440円。多分お安いベルベット生地ではダメなんじゃないかと思い、通販で毛足が長い厚手のベルベット生地を購入してみました。

 

ベースの生地は硬めですが毛足が長くみっちりとしているため柔らかでもちもちとしています。軽く握っても表面の毛足が長いのでしわが目立つ事はありません。マフラーとしてはベース生地の硬さや起毛同士のグリップがあるので結ぶのは少し厳しい気がします。長めにとってゆるく結ぶか結び目なしでぐるっと1周巻くのみでしょうか。満足度の高いいい生地だと思います。気になるのは洗濯だけです。

 

めっちゃ完璧なベルベット

在庫で持っていた生地も悪くはないはずだけど毛足の長さやみっちり感は圧倒的にこっち

表面が柔らかでもベースが硬いとこんな感じなんだなぁと納得もできた

 

 

高級ソロアンベロア

 

10cm407円。ベルベット生地の選択肢が少ないのでベロア生地も購入してみました。

ベロア生地の種類は多く値段もピンキリですが良さそうなものを選びました。

 

伸びる生地です。毛足のみっちり感は良いベルベット生地と比べると控えめですがそこはベロア生地なので生地の織目はほぼ見えません。ベロア生地なので柔らかさは抜群で起毛同士がグリップする事もなく滑らかです。ベースの薄さ・毛足の長さは程々なので生地全体の厚さはやや薄めに感じます。好みで内側に何かを足して厚みを出すといい気がします。

 

生地を見た瞬間脳内で何かが「ピキー!」と言いながらドラクエ商品の解説を始めた

水色の生地は正しくあれをイメージする色、 生地も少しぬいぐるみ生地に近い感じなので余計にそう思う

(ぬいぐるみ生地の商品だと色が薄めのものが多いけどたまにある濃い目の色)

ベロア生地なので面全体で反射して光っている感じだけどベルベット調のしっとりさに似た感じもあるので

ベロア生地にありがちな安っぽくやもすれば下品な光り方はしていないと思う

見た目もいいし実用的だけど思ったより生地が薄かったのが気になる所

 

 

生地総評

 

ベルベット生地のほうがなめらかできれいだしアイテムとしての完成度や満足度は高いのですが、現状ではベルベット生地の種類が微妙なんですよね

 

ベロア生地でもこのデザインにマッチしますし、色数は多いし入手はしやすいし洗濯はしやすいし…ベロアもいいんじゃないかと思えてきます。ただベロアのほうが生地の光沢感が強いので化繊のレース糸やリリアン糸のほうが合うと思います。

 

ベルベット生地やベロア生地などの起毛素材は通販だと買ってみるまで分からない所があります。できれば店頭で選んで買いたい所ですね(他にも通販で気になる生地がありましたが、きりがないので2種だけの購入で切り上げました)

 

ベルベット生地以外の選択肢としてはフェイクファーやプードルファーもいい気がします。ベルベット・ベロアがあまり暖かくない生地なのでこれらは秋口から使用して、フェイクファー・プードルファーは真冬になったら使用して、と使い分けるのもありだと思います。

 

 

本体部分

 

ダイヤの主線

 

夏場に造ったショートストールとほぼ同様にダイヤ模様を入れていきます。ベルベットはデリケートな生地なので糸でのガイド入れは最低限にしました。

 

生地の裏側にパウダーチャコで線引きしてしつけ糸でガイドを入れて…と作業していたら

針・糸を通した部分に穴があく

ヤバいと思ったので途中からダメージの少ないビーズ針&細い糸を使いつつ最低限のガイド入れのみにする

ダイヤ模様の波縫いはファインミシン糸

 

 

表側にファインミシン糸を波縫いに巻き付け

ベルベット生地のきれいさも出したいので格子の間隔は緩め

 

 

波縫いをし巻き付けをし生地の端で糸をまとめては前回と同じなんですが、作業中に巻き付けた糸がだんだんと緩んできました。コニシの『ホツレーヌ』を使用していたのですがシルク形状のつやつやした細い糸は向いていないのかもしれません。緩んだ糸を引き直しKAWAGUCHIの『ほつれ止め筆ペンα』で止め直しました。

 

KAWAGUCHIの液は大好きだが容器が辛すぎる

ほつれ止め液は各社から出ているが商品名をよく聞くホツレーヌを買ってみる

裏の説明書きに「白くなるかも」との記述がそれってピケじゃん

使っていると白くはならなかったけど確かに弾力少な目な固まり方をする

で、作業を進めていると巻き付けた糸が1か所緩んできて

あれー糸処理失敗したかなーと思っているうちに全部ダルンダルンですわよ

液多めでガッチリ固めても弾力が少なめだとツルツル糸は厳しいらしい?

 

 

仕方なくまたKAWAGUCHIのほつれ止め筆ペンαに戻ってくる

この筆ペン、調子がいいのは初回のみで2回目以降はグダグダでロスだらけになるのが本当に辛い

ひどいと筆の上の接合部から液が漏れてくる、グレーのスポンジもろとも死んでるとしか思えない

でも液は大好きなので詰替用液を別容器に移して普通の筆で塗ることにして解決

弾性があって止める事に関しては1級品なのでもうこれ以外は怖くて使いたくない

 

 

十字の模様

 

最初は所々にパールを縫いつけようと思っていたのですが、途中で生地が硬くグリップ力がある事に気付いたので凸になるパーツの縫い付けは取りやめました。生地に摩擦力があるのでパーツがもげそうかなと。縫い付けるパールのサイズは毛足の長さと相談ですね。小さすぎると毛に埋まって見えなくなりそうだし、大きすぎるともげるだろうし。2mm~3mmパールくらいが限度な気がします。あとガラスや金属素材だと冬場に肌に当てるのは冷たくて辛いかもしれないので樹脂製がいい気がします。

 

何もないのも寂しいので代わりに所々に十字の模様を入れました。ベルベット生地は表側が起毛しているため裏側にしか書き込みができません。そして毛足が長いので裏側からちゃんと針を落としたつもりでも表面から見ると何だか感じが違う事がしばしばです。あまり考えこまずに作業しました。さらに模様を足そうか悩みましたが足しすぎると服に合わせにくくなりそうだったのでここまでとしました。

 

 

スライムの模様

 

一部にスライムの輪郭を入れる事にしました。

軽く主線を入れてみたものの毛足が長いので埋まってしまってよくわかりません。糸を縫いとめる形で実線化しました。最初はシャンパンゴールドで実線化しましたが、途中でスライムモチーフの色変えをしたのでスライムと同じ色味で仕上げました。スライムの輪郭は片面の両端のみにとどめ、気分で有り無し面を使い分けできるようにしました。

 

生地の裏側にスライムの型紙を貼って輪郭を縫う

 

 

表側から

輪郭が埋まってしまってよく見えない

多分アウトラインステッチとかやっても見えにくいだろうなと思う

 

 

糸の束を波縫いに添わせて縫い留める

下にちらっと見えるのはシャンパンゴールド色のファインミシン糸4本取り

4本だとあまり目立たなかったので水色のファインミシン糸は8本取りで縫い付け

 

 

スライムの輪郭に使った糸はフジックス・ファインミシン糸・285

スライムモチーフと近似色でありつつ生地の色やシャンパンゴールドにも合う少し落ち着いた色合いにした

 

 

本体の仕上げ

 

模様が入った所で生地を閉じて仕上げます。

生地カット時に出来上がり線にミシンを入れていたのですが、ミシン線に糸をかけてまつっていくときれいに閉じられます。直に生地をまつろうとすると毛足が長いのでどこを拾っていいかがわかりにくく縫い目がいびつになりやすいです。

 

生地裁断前に出来上がり線に入れたミシン縫いに糸をかけてまつる

 

 

出来上がり線のミシン縫いをうっかり切ってしまったので自力でまつり縫いした所

毛足が長くて生地が拾いにくい

ガタガタになっているが編み部分を縫い付ける部分で見えなくなる所なのでセーフ

 

 

出来上がり線のミシン縫いを拾って閉じた所

上記の自力でまつった所と違いきれいに閉じられている

 

 

フリンジ部分

 

フリンジの材料はリリアン糸です。色落ちしない&こげ茶色という事で『ファインヤーン』一択でした。

 

店頭でファインヤーンを見つける事ができなかったので通販で購入しました。メーカーのイナズマさんから直接買ったほうが種類も多いしおすすめです。直営店・amazon店・Yahoo店・楽天店と複数店舗あるので好きな店舗が選べるのもいいです。

 

イナズマさんで買ったファインヤーン(26・こげ茶)を1パック開封

5かせが白いワイヤーでまとめられている

1かせが約9mなので5かせ*9mで総量は約45m分

 

 

かせを結んで閉じている所

レーヨン製のかがり紐は細かくほつれたが

ファインヤーンは束状にまとまった状態でほつれている

 

 

CLUTCHのミニマフラーのフリンジをほどくと約33cmのリリアン糸を使用していました。2本のリリアン糸で1つの結び目を作り、1マスに2つの結び目を作っています(両端のマスは1つの結び目のみ)

 

マス目数から必要な本数を割り出し同じ長さの糸を100本程切り出します。CLUTCHのミニマフラーのフリンジは糸端を切りっぱなしているように見えますが、念のためほつれ止め液を3mmほど塗っておきました。

 

ファインヤーンのカット

伸びやすいので手で引っ張らずに長い定規に沿わせてカットする

定規に紐を沿わせる際は別の定規などで端から端までそっと丁寧に押していく

ファインヤーンの端は熱で溶かして固める事もできるがほつれ止め液で処理する

計104本・約3432cm分を処理 1パックで足りた

 

 

最初はCLUTCHのミニマフラー同様リリアン糸を結んだだけで仕上げましたが、しっかり結んでも結び目が緩んできてしまいました。結び目の根本を別の細い糸で縛り形を整えて仕上げました。

 

フリンジ用の段に取付

右側2つの結び目は別糸で縛って整えていない状態

別糸で縛らないと緩んだままでクセがつかない

 

 

まとめ

 

物が小さいので試作品そのものにかける作業量はそんなになかったはずですが、度重なる材料探しや試作編みで随分手間がかかりました。

 

ひとまず形にはしたものの、素材の特性がよくわかっていない事もありしばらく様子を見たいと思います(洗濯1発で死ぬ可能性もある)

 

色々集めた材料は大量にあるので、また試作という形で様子を見ながら作る事もあるかもしれません。

 

今回の試作品を小箱にしまう

あまりきつく巻けないのでCLUTCHのミニマフラー小箱より高さのある小箱に入れてます

 

DQ スライムのショートストール

両端にスライムをあしらったショートストールを作成しました。

2022年夏頃に作成しました。

 

ただ単に端にビーズをつけたストールを作ってみたかっただけだったのですが、スライム等のパーツを追加しドラクエ仕様となりました。

 

中央をくるっと丸めて
全面にアーガイル調の模様が入っている&裏面の色が差し色で入るので首元も寂しくない

両端のビーズフリンジが重しになっているので結ばずに巻くだけでも大丈夫

 

 

幅24cm、全長123cm(フリンジ含む)、重量94g、ちょっとずっしりしています。重量はほぼ両端のビーズの重さです。

 

縫い方としてはほぼなみ縫いとまつり縫いのみです。適当に作っていってしまったので糸始末が特殊になってしまいましたがほつれ止め液で乗り切っています。

 

2つ折りの状態

正直こんなに長くなくても良かったわ…

 

 

 

 

生地の模様

最初は明確な目的もなかったのでお試しで適当に選びました。

ダイソーで無地のストールがあったのでこれで練習しようと購入してきました。

UVスカーフ(パステルカラー、接触冷感、180cm×50cm | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア 

個人的には化繊の伸縮する生地で程々に粗目のものが好きなのですが

練習してもよいものが見つからなかったので

 

 

ポリエステル製のガーゼのような風合いの生地です。軽くてふわふわしています。

いつも使用しているストールと比べると1枚だとスカスカすぎて心もとないような…

2色買いしどちらの色にしたらいいか迷った結果、リバーシブル仕立てにする事にしました。

 

ポリエステル製のやや粗目のガーゼ生地 表面は少し毛羽立ち気味

(中温のアイロンを当てながら作業していた面は毛羽立ちがなくなっていた)

色は複数あり使いやすそうなグレーと発色がきれいな水色を購入

2枚重ねると水色のきれいな発色が損なわれるけどそこは目をつぶる

 

 

元のサイズ・180cm*50cmだと端のビーズ部分を作るのが大変そうだったのでサイズ変更しました。生地をカットするとバサバサして処理しにくいです。捨てミシンとして直線縫いを1本入れてからカットして端をまつって処理しました。適当にしつけ糸で2枚を合わせてひとまずショートストールの体にしました。

 

あとは適当にビーズをつけるだけ…だったのですが、生地が地味なのが気になってしまいもう少し手を入れる事にしました。

 

実験で全面にアーガイル調の模様を入れてみる事にしました。

しつけとは言えすでに2枚合わせてしまっている&薄い生地なので模様にズレがあると透かした時に目につく状態です。両面同時に模様を入れていく事にしました。

 

2枚合わせのふわふわの生地が滑ってまともに線が引けない…アイロンで糊付けして固めても作業している間にふわふわに戻ってしまいます。固め作業と線引きをしつつしつけ糸で生地の押さえを入れていきました。

 

アーガイル調の主線はミシンの直線縫いで入れようと思っていたのですが、ふわふわ&軽い生地ゆえ狙った直線縫いがしにくい…生地がおかしくなる前に諦めなみ縫いにしました。

 

ダイヤの主線の糸始末は生地の端で行いました。生地の端はサイズ調整した際にまつっているため厚みがあり透けなくなっています。一部しつけを外して生地の間で糸を結んで処理しました。

 

点線は生地の端での糸始末が出来ない&生地の間での糸始末もできない状態です。リバーシブル仕様ですがグレーの面をメイン面、水色面をサブ面として水色面の表面で糸を結びほつれ止め液で処理しました。

 

アイロンと糊付けで生地を固めつつパウダータイプのチャコで線引き

細マーカーも引いてみたけど時間が経つと線がぼやけて微妙だった

生地の押さえとダイヤ柄のガイドとして格子状にしつけ糸をいれる

偶数・奇数でしつけ糸の色を変えてわかりやすいように

ダイヤの主線をチャコで引き生地の端から端まで波縫いを入れていく

 

 

ミシンでの直線縫いと巻き付けのテスト

手縫い風になるように一番粗目にしてミシンがけ+糸巻き付け

捨てミシンや切れ端では普通にミシンがけできたけど実際はなんだか上手くいかず

 

 

ダイヤの主線は青色

主線をミシンでやるつもりだった事もありフジックスのレジロンを2本取りで使用

レジロンが使いにくかったので後から同じ色の手縫い糸も購入

 

 

点線は色変え

水色と紺色の糸を合わせて使用

 

 

 

点線は色変え

水色とペパーミント色の糸を合わせて使用

 

 

ダイヤの主線と点線の波縫いが終わった状態

ダイヤの主線はこの後巻き付けを行うのであまりピッチは気にしていない

 

 

ダイヤの主線はレジロンを使用(肌に当てるには硬いのでおすすめではないけど)

生地の端でレジロンの糸を結んで処理するが上手く固定できない

レジロンの結びはいつもやってるんだけど生地のせいなのか何なのか

生地の端に糸をまとめてしっかり結びほつれ止め液を併用する

 

点線は水色面の表面で糸を結びほつれ止め液で処理する

(点線の終わりにシードビーズを付けてビーズ内で糸始末すれば良かったかも)

 

 

とりあえず常備しているKAWAGUCHIのほつれ止め液ピケ

白化しやすい・硬くなりがち・硬いわりには衝撃に弱くポロポロ崩れてくる

個人的に活用できていなかった商品

 

 

同じKAWAGUCHIのほつれ止め筆ペンαを後から購入

白化しない・硬くなりすぎない・よってしっかり塗り込める

とても使い勝手の良い商品

筆ペン形状は最初は使い勝手がいいけど途中から液でゴテゴテして死んでくる印象

 

 

ダイヤの主線の波縫い(レジロン2本取り)に手縫い糸を巻き付けて実線化する

立体感のある実線がプリントとは違ったいい感じに

手縫い糸の糸始末はダイヤの主線と同様に生地の端で結んで処理

 

 

ストールの端付近

空いたスペースにも波縫い&巻き付けを施す

 

 

スライムなどのパーツ

最初は生地をスライム型で切り抜いて透ける生地でも挟み込めたらと思ったのですが、テスト段階で生地のバサバサ具合を見て断念、オーガンジーでパーツを作って縫い付ける事にしました。

 

簡単に縫って切り抜きテスト

しっかりまつらないとダメだな…面倒だな…と思ったので取り止め

 

 

スライムの型は以前サイクルジャージを作った時のアクリルパーツを使用しました。

オーガンジー生地にアクリルパーツを乗せてボールペンで形を書いて波縫いしほつれ止め液で糸部分を中心に固めてから切り抜きます。

 

 

サイクルジャージ制作については以下の生地を参照下さい。

mctr.hatenadiary.jp

 

 

オーガンジー生地に油性ボールペン(ゼブラのタプリクリップ)で模様を入れてレジロンで1回なみ縫い

油性ボールペンはアルコールでひたひたにすれば概ね消える

今回の色であれば問題ないレベル

 

 

 

レジロン1回だと心もとないので外周にさらにもう1回

糸部分にほつれ止め液を染み込ませて切り抜く

これは糸部分が離れてしまっているので使わなかったパーツだけど

縫い付けの際に離れた部分をまつるようにすれば使えない事もない

 

 

出来上がったパーツを生地に水性のりで貼り付けます。貼り付けの際にはアクリルパーツをのせて形が歪まないようにしました。

 

パウダーチャコでガイド線を引きスライムパーツを配置

 

 

縫い付け時は外周の糸とオーガンジーの間くらいを狙ってまつり縫いしていきます。普通の縫い針だとオーガンジーが破れましたが細い針を使用すれば問題なく縫い付けられます。

 

細い針で縫い付け ビーズ針を使用

 

 

左は透明の糸でまつり縫いをしたパーツ 右はまつり縫い前の状態

透明糸だとまつり縫いした部分が気にならない

ただ普通の糸より硬く仕上がるのと

オーガンジーパーツの補強のためまつり縫い部分にもほつれ止め液を使用したかったので

最終的にはレジロンでまつり縫いをした

 

 

使用した透明色

フジックスの透明ミシン糸(細) モノカラー 太さは#100でかなり細い

もう1段細い#120のソフトならさらに柔らかな仕上がりで目立たないはず

 

 

片面の縫い付けが終わったら裏面も。

ライトテーブルの代わりにスマホで透かし、すでに縫い付けたパーツと同じ位置に水性のりで固定しまつり縫いをします。

 

スマホで透かして同じ位置に配置 アクリルパーツも併用して歪みに注意する

 

 

スライムの間が寂しい気がしたので小さなメダルパーツも作る事にしました。スライムパーツと同様に作成・縫い付けします。

 

小さなメダルは手縫い糸を2周

(右上の薄い跡は油性ボールペンをアルコールで消した跡)

 

 

糸部分にほつれ止め液を染み込ませた後に星の部分だけオーガンジーを残して切り抜き

 

 

スライムの間に水性のりで固定してからまつり縫い

 

 

星の周りの丸い部分も糸で表現しました。

状況的に普通の玉状のステッチは入れられません。手縫い糸を3本取りして生地表面を1点すくい、かた結びを数回してほつれ止め液で固定しました。

 

ほつれ止め液を使用して生地表面のみで完結

よく見ると玉の仕上がりがまばらなのが気になる…

後からビーズパーツが増えたのでここはビーズでも良かったかも

 

 

ビーズフリンジ

 

本体部分が出来上がったのでビーズパーツに着手します。

フリンジのベースとしてストールの端の長さに合わせて刺繡糸を鎖編みします。

 

メインで使った青い糸に近い刺繡糸をレース針6号(1.0mm)で鎖編み

24cm分を96目で編みあがり

 

 

鎖編みにビーズのフリンジを付けていきます。

アーガイル調の模様に合わせて一部クロスしたフリンジにしました。鎖編み3目で1クロスとして編んでいき、ストールの端にまつり縫いで縫い付けます。

 

ビーズフリンジを縫い付けた状態

ビーズ類は制作初期の頃に浅草橋で色々買っておいたけど

作っている内に段々と色味が変わっていってしまって活用できなかったという…

変わったカットの大き目のビーズも重くなってしまうので使いにくい

結局在庫で所持していた適当なシードビーズをメインで編んで少し変形ビーズも入れ込んで高さ2.8cmに

このくらいが実用限界かも

 

 

簡単に編み図 実際の鎖編みの大きさは均一だが図では一部誇張

鎖編みを2目ずつ飛ばしてビーズ針でビーズを編み込んでいく

所々色味を変えてみたけどシンプルに単色でも良かったと思う

 

 

パーツクラブの丸小ビーズ ブルー スキ

アーガイル調の模様の青色と似た色 大きさはややまばら

1袋強使用

 

 

100均の丸小シードビーズセット

在庫から

一番下のサファイアカラーのツヤ消しビーズを使用 大きさはややまばら

ツヤ消しを使うとぼやっとした光かたがきれい

 

 

100均の丸小シードビーズセット

在庫から

中央のミントカラーのパールビーズを使用 大きさはややまばら

パールカラーじゃなくても良かったんだけど使えそうな在庫がこれしかなかった

 

 

パーツクラブのソロバンビーズ3mm アクアマリンのツヤ消し

在庫の中で使えそうだったので…ツヤ消し具合は弱め

 

 

パーツクラブのファイアポリッシュ3mm アクアマリン

シードビーズ以外のビーズを入れたかったので

 

 

パーツクラブの特小 アクア AB

在庫の中で使えそうだったので…大きさはややまばら

 

 

ビーズとスパンコール

ストールの端がビーズまみれになったため、バランスを取るべく他の場所にもビーズ類を追加しました。

 

追加のビーズ類も両面同時に縫い付けします。

スパンコールの糸始末は生地とスパンコールの間に糸の端を逃がしてかた結びします。糸をスパンコールの縁ギリギリでカットします。

 

スパンコールと生地の間から糸の両端を出す

かた結びのみでもいいが念のためほつれ止め液を併用

 

 

ビーズの糸始末はビーズの外でかた結びした後糸の両端をビーズの穴に通しておきます。ほつれ止め液で糸端とビーズ内を固めておき固まったら糸をビーズギリギリでカットします。

 

かた結びして固定した後にビーズの中に糸の両端を通す

ほつれ止め液で固めておかないとビーズの穴からピロピロと糸が出てくる場合がある

 

 

パーツクラブのセンターホールスパンコール 平丸6mmと4mm

ホールが均一に中央に入っていてよし

 

 

通販で買ったセンターホールスパンコール 平丸6mmと4mm

色変するために青のスパンコールと重ねて使用

ホール位置がかなり均一でなくてうーんといった所

 

 

パーツクラブのファイアポリッシュ3mm サファイアAB

紺色の点線部分中央に使用

 

 

 

トーカイのドロップビーズ 3.4mm アクアマリンAB ツヤ消し

大きさは3~4mmって事かな 大きさはややまばら

 

 

ドロップビーズの縫い付けはきっちり糸を引いて生地に対して垂直になるようにした
ドロップビーズの底がころんと丸く見えている 高さがあるので光がよく通りきれいに光る

 

 

使用感や洗濯方法

生地を2枚にしたので少し厚めな出来になりました。夏場以外にも春や秋にも使えそうな具合になりました。

 

洗濯は手洗いです。洗剤を溶いた液につけ置きし軽く押し洗いしています。すすいだ後はオーガンジー以外を軽く絞り、フェイスタオル1枚に水気を吸わせてハンガーにかけて乾燥させます。夏用の生地なのですぐに乾きます。オーガンジー部分の破損が心配でしたが丁寧に洗っているので今のところは問題ありません。ストールと同じ幅の紙箱に入れて保管しています。

 

チョコレートの空き箱にジャストフィット

 

冬の応用編

 

生地などを変えて冬のミニマフラーを作りました。

 

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