DQB ねんどろいど改造 材料

ねんどろいど改造。

 

今回使った材料などです。

 

 

色々つめこみすぎな写真

 

ファンド・パテ類

 

ニューファンド

 

大部分は『ニューファンド』を使用しています。

すべらかで程々の固さ、重く、衝撃に弱く、ひける、水研ぎはできません。

でも私は『ニューファンド』が一番作りやすいです。

 

基本的に一度に盛る量はデザインナイフの先程~5mm球体程です。盛った後は乾燥機に入れるのですぐに硬化します。複数パーツを平行して処理していればノンストップで作業を続けられます。

 

今回は素の『ニューファンド』で使用しましたが、あらかじめ木工用ボンドを混ぜ込んでおくと粘りが増した物体になります。混ぜる量によってちょっと衝撃に強くなったり、弾性が出たりします。

 

 

100均の石粉ねんど

 

軽量担当です。

石粉と言いつつパルプが多いです。乾燥が早く軽くて水馴染みがよく作りやすいです。ひとまずざっと形を作るのに向いています。

 

乾燥後に濡れた布で力を入れて強めになでると造形込みのならしができるのがメリットでしょうか。曲面のものが作りやすいです。

 

『ニューファンド』よりかはもろいので、細かい造形はあまり出せません。エッジを出すのも不向きです。

 

パルプ含有量が多いのでケバ立ちが多く、表面処理が大変です。軽量化を狙ってもサフを多目に吹くので結果的に重くなったりします。

 

 

エンジェルクレイ

 

軽量・弾性担当です。

ふわふわした感触でのびがよくて軽い、水馴染みもいいです。やすって成形もできます。

 

一番成形しやすいのは袋から出した時の状態&水なし。水がつくとべたついて扱いにくくなります。水を使うのは成形の最後の段階で。

 

2mmくらい盛ると弾性がなくなります。弾性を活かした造形を行う場合はメラミンスポンジを併用して盛りすぎないよう注意します。

 

 

エポパテ

 

すり合わせパーツ担当です。

あまり重いと困るので軽量タイプを使用しました。

 

溶剤やアルコールで伸ばす事ができます。エポパテは食いつきが悪いとされるマテリアルですが、接着剤くらいぺっとりさせると細部に入れやすく、食いつきも良くなります(以前は瞬着を併用してエポパテを盛っていました)

 

アルコールと水を入れたアトマイザーを用意しておくと、伸ばしや道具の洗浄に使えて楽です。

 

100均のシリコンシートの上に2剤を適量をのせて、適当にアトマイザーを噴射してから調色スティックを使って練っています。練り終わったらスパチュラで取って盛っています。終始素手では触っていません。

 

 

プラ類

 

3mmプラ棒

 

腕・手パーツのダボとして使いました。

ピン·ワイヤーを併用して接合しないとすっぽ抜けてダボ穴が埋まる事があります。

 

 

ステンシル用カッティングシート

 

プラ板よりも薄い樹脂シート。トレーシングペーパーの樹脂版のようなシートです。

トレーシングペーパーの書きやすさに加え、薄さ、丈夫さ、カットのしやすさが特徴です。

 

ならしが面倒な所に貼って均一にしたり、面出しに失敗した所に貼ってリカバリーしたり。ねんどろいど改造においては目や口だけ別パーツ化する事もできました。

 

 

 ワイヤー類

 

3mmプラ棒の接続とか、『エンジェルクレイ』パーツの骨組みとか、各種金具とかです。

 

 

合皮

 

軟質ベルト類用です。

各層に分けて使います。やすって漉いたり、『サイビノール』で貼り合わせたりして厚さ・張り・軟質を調整できます。

 

3層の内、布地層は破棄します。エナメル層は塗装可能で薄めで伸びがよいです。ゴム層は厚めで伸びはよくないです。ゴム層の表面はボコボコしているので塗装には不向きです。

 

 

紙類

 

 

方眼紙は図面を描いたりパーツのサイズ出しやガイドなどに使います。

プラ板でもいいんですが取扱いが手軽な紙でも用は足ります。

 

厚紙はハードサーフェスパーツの作成で使用します。よく行く和菓子屋さんの空き箱を使用しています。

 

 

溶剤類

 

 

主にサフ類です。

傷埋め、ファンドの表面保護、陰影を見やすくするためにグレーに着色したりします(捨てサフ)

 

初期段階や細かい所のリタッチは瓶サフを筆やまち針で、缶サフは屋外でくしゃくしゃにした新聞紙を詰めたダンボール内に吹いて使用しています。

 

瓶サフはどろどろ瓶と上澄み瓶に分けると使いやすいです。上澄み瓶でサフ面を溶かしてならしたり、洗浄したり、薄めたり、どろどろ瓶で傷埋めしたりします。

 

 

接着剤類

 

 

サイビノール

 

合皮の貼り合わせに使用しました。

よくわかりませんがレザークラフトをしている家族が出してきました。

 

使用感は木工ボンドそのものです。伸ばしやすくきれいに貼り合わせられます。粘度の高い接着剤だと取り扱いが面倒なのでこれがあって良かったです。

 

 

シアノン&ジャストプライマー

 

瞬着です。

よれよれでお恥ずかしいのですが、冷凍庫で10年くらい保存している物だと思われます。ちょっと粘度があがってきた気もしますが使えてます。

*残念ながらボトルの中で全て硬化してしまいました。きっとフタをちゃんと閉めなかったのでしょうね。製作中までもってくれて本当に助かりました。

 

『ジャストプライマー』は瞬着硬化促進剤です。

『シアノン』は硬化が早くないのでさっさと進めるには必須だと思います。スプレー式の瞬着硬化促進剤は臭くて放置してますが、『ジャストプライマー』は臭くないです。面倒なので調色スティックのスプーンでかけてます。

 

 

離型剤

 

 


パーツのすり合わせに使用します。

 

エポパテならワセリンや『シリコーンバリアー』を使用します。

 

ファンドならアルテコ粉やタルク使用のベビーパウダーを使用します。パウダーは100均のケースにに入れておくと便利です。作業中に片手で開けて狙った場所にパウダーをふりかけられます。

 

ティッシュを1枚だけにしたものをすり合わせの箇所に挟んで、ファンドの水気抜き&くっつき防止にする事もできます。