DQB ねんどろいど改造 仕上げ

彩色してパーツによってはつや消しクリアを吹いて基本の塗装は終わりです。

塗装後は各パーツの仕上げと組付け作業やアイペイント(目パーツ作り・顔に直接描き込まない)に進みます。

 

ねんどろいど改造 簡単アイペイント(顔に直接描き込まない方法)

 

 

ねんどろいど単体として仕上げ

 

 

ジョイント部分の削り

 

溶剤を使用した事などにより、樹脂パーツはかなりカチカチになっています。

腕や首など、ジョイントがはまりにくい場合は削って調整します。

 

各種ダボを製品のまま使って製作しましたが、腕と手はできれば磁石化させたほうが良かったなぁとしみじみ思いながら作業していました。

 

 

旅人の服

 

マフラー下に薄茶のパーツを貼って仕上げます。上のばってんのパーツの上部はマフラーで隠れるよう描写される事が多いです。上部の隠れる部分をカットして、マフラーにぴったり付けて貼り付けします。

 

 

ゴーグルのレンズ

 

透明プラ板でレンズを作ります。あまり厚いと加工が面倒なので薄めの物を切り出しました。内側にぴったりとしたサイズになるよう削って調整します。

 

手持ちの中だと0.2mmが一番薄いです

 

 


調整したレンズをデコプリンセスでレンズ枠·下部に接着。さらにレンズ枠·下部とレンズ枠·上部を接着。最後にゴーグルベースに接着して仕上げます。

 

 

ゴーグルのベルト

 

アルテコ粉を過剰にまぶす

旧容器が使いやすい

 

 

比較的マシだった失敗Cのベルトを使います。

エナメル製の塗装後のベルトは若干ベタついたままです。ベタつきによる貼り付きを防止するためにパウダーを塗布して作業します。

 

塗装したエナメル製のベルトを帽子パーツとゴーグルパーツ等と合わせながら適度にカットします。

 

塗装前の仮止め時は両面テープでしっかり接着できていたので、塗装後も両面テープで接着してみたものの、時間が経つと剥がれてしまってダメでした。

 

サイビノールで強引に接着しましたが、ベルト化して厚みが増したからか剥がれやすくて接着しにくかったです。

 

サイビノールでダメな所はスーパーXで。しっかりきれいに接着できます。と言うか最初からスーパーXで行くべきでした。

 

ベタつきで困っていたベルトですが、過剰にパウダーをまぶして放置する事2週間くらい、ベタつきがほぼなくなりました。つや消し仕上げでいい場合はある程度はパウダーでカバーできそうです。

 

念の為、ベタつきによる別パーツへの貼り付き防止のために、内側に両面テープでステンシルシートを接着しました。

 

 

水筒

 

 

ワイヤーで作った小さなパーツを接着して仕上げます。

 

後ろ側の吊り下げ用紐は組み合わせしやすいようにややカット。若干表現を省略した形にします。

 

ねんどろいど本体に合うよう適度に水筒を曲げて、ねんどろいどのベルトに水筒のワイヤーを引っかけて組み付けします。

 

 

寝具 

 

塗装したエナメル製のベルトを金具パーツと合わせながら適度にカットします。

 

寝具とベルトの接着は両面テープだと心もとないのでサイビノールで接着しました。本体との接着は両面テープです。

 

 

目パーツ

 

普通であれば、ねんどろいどの顔パーツに直接描き込みするリペイント・アイペイントを行ったり、デカールを作成して貼ったりする所です。

 

簡単・手抜きで、ステンシル用カッティングシートに書いてカットしたものを水性のりで貼っています。

 

ねんどろいど改造 簡単アイペイント

かすたむヘッドのように目の周辺が平たい顔パーツであればこの方法で行ける

 

 

初期の頃に仮作成した時の様子

断面は切りっぱなしで無加工だけど目立たない

 

 

直接書くより別パーツとして平面での作業で作れるので楽です。

かすたむヘッドの目の周辺は凹凸がないからか貼りやすいです。シートが薄いのでカットがしやすく断面も目立ちません。適度な張りがあるので破損や折れ曲がりが発生しにくく、別パーツとしての取り扱いがしやすいです。何度でも貼り直しできます。

 

便宜上この項目にまとめて記述していますが、頭部パーツの初期製作時に仮の目や口のパーツを作って貼っておくと顔立ちの把握がしやすく作業しやすくなります。

 

1. マステ書き

 

顔パーツにマステを貼り、油性ペンで大体の目の描き込みをします。

 

 

2.ステンシルシートでトレース&カット

 

顔パーツからマステを剥がし、ステンシルシートでトレースしてカットします。

 

 

3.顔に張り付け&調整

 

カットしたパーツに水性のりを塗り顔パーツにのせます。動かしやすいので位置合わせは楽にできます。のりが乾いてしまったら水を足せば動かしやすくなります。

 

パーツがイメージ通りでない場合は一度外して修正します。上記の写真のように方眼紙に貼って管理すると、方眼紙のマス目を使ってミリ単位の修正がしやすくなります。

 

新たに作成した修正済みパーツをまた顔にのせて様子を見て…の繰り返しです。パーツ化しているので何度でもつけ外しができます。主線だけでもいいですが簡単に着色してイメージを固めておくのもいいですね。パーツの形状や貼る位置が決まったら写真を撮っておき、本番での位置決めの参考にします。

 

 

4.本番パーツ作成・主線書き

 

本番用パーツを作成していきます。顔パーツから外した仮パーツをトレースして主線を描きます。塗料で筆描きでも色鉛筆でも、作風に合わせて画材を選択できます。多分プリンターで印刷もできると思います。

 

今回は描きやすさ優先で油性ペン。少し淡いながらも均一な太さの主線になりました。油性ペンが太すぎる場合はカット時に主線の不要な部分を切り落とすか、カッターの刃で表面の油性ペンのインクを削って落とすか、着色する際に上書きして修正するかになります。

 

 

6.本番パーツ作成・ベタ塗り

 

シタデルで白、青、眉(シタデル白+水性ホビーカラー髪色)のベースの色をベタ塗りします。

 

 つや消しクリアを吹きます。油性ペンは溶けるので離して砂吹きします。

 

 

7.本番パーツ作成・グラデーション入れ

 

パステルで陰などのグラデーションを入れます。

シャープペンで主線の修正も合わせて行いました。

 

保護でまたつや消しクリアを吹きます。

 

 

8.本番パーツ作成・ハイライト入れ

 

最後にシタデルでハイライトを入れたら終わりです。

仮パーツ時に撮っておいた写真を参考にして水性のりで貼り付けて仕上げます。

 

 

口パーツ

 

作り方は目パーツとほぼ同じです。

 

最初は口元のカーブがきつくて上手く貼れなかったのですが、一度竹串にぐっと巻いてパーツにカーブをつけたら大丈夫でした。

 

カーブが一方向のみからかかる形状なら上手くいくようです。二方向からカーブがかかる形状だと、伸縮性のないステンシルシートだとちょっと厳しいでしょうね。

 

切り込みを入れてカーブに沿った形状にしてから接着して固定化し、切り込み部分をなだらかにできればいいのでしょうけど。手間がかかりそうです。

 

ともあれ、小さめの口パーツならそのまま貼り付けられると思います。